蜜蜂と遠雷(上、下)

その他
hyousi

恩田陸 2016年9月発売
2016年直木賞、2017年本屋大賞

あらすじ

2次予選での課題曲「春と修羅」。この現代曲をどう弾くかが3次予選に進めるか否かの分かれ道だった。明石は自分の「春と修羅」に自身を持ち、勝算を感じていた⋯。12人が残る3次(リサイタル形式)、6人しか選ばれない本線(オーケストラとの協奏曲)に勝ち進むのは誰か。そして優勝を手にするのは。

評価(5段階)⋯総合★★★★ (4.0)

ストーリー性  ⋯★★★★
キャラクター  ⋯★★★★★
世界観     ⋯★★★★
感動・衝撃・余韻⋯★★★★
読みやすさ   ⋯★★★★

感想

『蜜蜂と遠雷』は、音楽と人間ドラマが融合した作品であり、音楽を愛するすべての人におすすめできます。登場人物たちのキャラクターが魅力的で、個人個人の悩み、目標、立場があり、その中で悩み、葛藤していくことで、相互に関係しながら成長していく様が描かれています。小説では伝えることが難しい音楽というジャンルですが見事に表現されていて、演奏シーンも深く感動を得られます。映画化もされているようなので、まだ未視聴ですが、ぜひ視聴してみたいと思います。

こんな人にオススメ

もちらん音楽好きにはオススメなのですが、音楽に興味がなくても、とても綺麗で素直な内容ですので、ストレスを抱えた方、闇落ちしている方には良いです。
上、下の構成になっており、長編となりますので中級者以上に向いています。

まとめ

音楽と人間ドラマが見事に融合した作品であり、音楽の持つ力と人間の成長を描いている。登場人物たちが魅力的で、葛藤や成長に共感し、音楽の美しさと感動を味わいたい人にとって、必読の一冊です。

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