成瀬は天下を取りにく

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著者:宮島未奈  発行日:2023年3月 ジャンル:青春小説 
受賞歴:本屋大賞、静岡書店大賞

あらすじ(ネタバレなし)

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。閉店を間近に控える西武大津店に通い、ローカル番組の中継に毎日映るといいだした。さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、高校の入学式には坊主頭で現れ、目標は200歳まで生きること。最高の主人公の登場に、目が離せない!

評価(5段階)…総合★★★★☆(4.5)

ストーリー性  …★★★★ 
キャラクター  …★★★★★
世界観     …★★★★
感動・衝撃・余韻…★★★★☆
読みやすさ   …★★★★★

感想

成瀬あかりのぶっ飛んだ日常が魅力的に描かれています。
成瀬の奇抜で突飛な行動には、「自分らしさを楽しむ勇気があり」コロナ以降の現代では また、それを周囲や友人がそっと支えてくれているところに、優しさ、清々しさを感じます。笑いのセンスがあり作中何度も笑ってしまいました。

とにかく、前向きにさせてくれて、未来への原動力になることは間違いないです。若い人、得に学生には読んでほしい一冊です。

こんな人にオススメ

・読書初心者や中高生にオススメ。読みやすい文章で、250ページくらいでサラッと読むことができます。(小学生でも行けるかと思います)
・ポジティブになりたいかた。終始楽しめる内容になっています。

まとめ

『成瀬は天下を取りにいく』は、自由奔放なヒロイン・成瀬あかりを中心に、地方都市の温かさと青春の煌めきを描いた物語。奇行とも言える彼女の行動は、読者を笑わせ、驚かせ、そして静かに鼓舞します。現代青春小説の代表格です。読むたびに心に小さな灯がともる、そんな一冊としておすすめします。

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